





1976年生まれ。2000年中央大学卒業。
米国留学中の1999年にインターネットの匿名掲示板
「2ちゃんねる」を開設。現在、東京プラス株式会社代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役、
株式会社ニワンゴ取締役・2ちゃんねる元管理人。


新聞は全く見なくて、テレビも雑誌もほとんど見ないっすね。普段は、ネットですかね。テレビは、「ディスカバリーチャンネル」か、地震があったときぐらい。雑誌は、連載をしている「SPA!」が送られてくるので読むぐらいですかね。「ネットランナー」という雑誌に連載しているはずなんですけど、僕見たことないんですよ(笑)。
ネットは、定期的に見ているのは、「ニュー速」(注:2ちゃんねるの「ニュース速報」板)と「はてなブックマーク」。ニュース系のサイト以外で、いつも見ている特定のサイトはないですね。このゲームやっているときに、このゲームの攻略サイトを見るとかで、クリアすると見なくなるみたいな。内容は、わりと何でもかんでもじゃないですかね。ネットで興味があったものをクリックします。
使っているのは「Google」先生ですね(笑)。Googleは、FireFoxブラウザの右上にGoogleの検索窓が付いているから使ってます。多分、何でもいいんでしょうね(笑)。デフォルトが「Yahoo!」になっていたら、Yahoo!を使っていると思います。Googleで調べるときに、満足がいくまで上から順番に辿っていく感じですかね。
専門検索は…旅行系ぐらいかな。チケットは「トラベルコちゃん」で、ANAのマイレージで行ける・安いやつ、っていう探し方はしますけど。あと、「YouTube」の検索ですかね。
だいたいGoogle経由で、エンドページに直接行きますね。僕がお店選ぶこともないですからね。ごちそうさまです、って言って探してもらう(笑)。
多分、Googleでできないことは、(ほかの検索サイトでも)できないのだろう、という何となくの認識があるので、欲しい情報が出てこない、ということに対しての不満というのはあんまり無いんですよね。こんなもんかな、っていうのが元々あるので。例えば、「あるタレントの全盛期時代の動画」が見たいと思いました。YouTubeに行ってタレント名を検索する。で、全盛期の動画が出なかった。上から5個ぐらい見て、「ふーん」と思ったらそれ以上見ないので、もうネット上に無いんだろうな、と諦めちゃう。多分、Googleで拾えてないものはほかの検索サイトでも拾えてないだろうっていうのがあるので…。
Googleで型番を入力すると、だいたい“価格.com系列”のくだらないサイトが出てくるので、それはそれで不満だとは思いますけどね。諦めてますよね。そんなもんだろう、みたいな。最近商品の型番を検索して、そのメーカーのサイトよりも、“価格.com系列”のサイトがいっぱい引っかかっちゃって、メーカーのサイトを見つけるのが面倒くせえ、ってのがあって。そういう意味では、“価格.com系列”には何とかしてほしいと思いますけどね。「価格.com」は好きなんですよ。ただ、価格.comと全く同じ情報を載せているサイトって何個かあるじゃないですか。あそこらへん全部潰れろよ、とか思うんですけど(笑)。

ひょっとしたらGoogleより便利なのかもしれない(笑)。でも現状、NAVERで調べた結果っていうのが出てきて、そこにあった自分の欲しいものが100%そこで満たされているのかもしれないんですけど、そういう信頼感が無いので、Googleに行ったらもっと良いものがあるんじゃないかな、と思ってしまうんですよね。この検索結果がすべてなの?っていうのが、イマイチ信頼感が無い、っていう。
たとえば、ブラウザの検索デフォルトがNAVERでも、結果だけ見れば特に気にはならないと思います。でも、今NAVERを使った場合って、「NAVERでこれだけ情報がでました、でも、Googleだと多分(表示される情報量が)多いんじゃないかな」っていう気がして、Googleでもう一回チェックしちゃう気がするんですよね。そこら辺の信頼感ですかね。シビアなこと言ってしまいました(笑)。
検索結果の品質っていうのを純粋にすべての検索キーワードで比較するっていうのは、一般の人…僕も含めてやらないと思うので、そうすると品質が高いであろう、っていう経験則に従わざるを得ないと思うんですよね。そういう意味で、多くのユーザーは、ある程度ベンチマークでGoogleを見ている部分はあるんでしょうね。
NAVERが目指している、「検索に関してみんなでより良い検索結果を作りましょう」という方向性については、うまく回れば全然良いと思うんですよ。ただ、僕は基本的に見る側の立場としてみていると、作り方ってどうでもよくて、それが別に新聞社の人が作っていようと、ユーザーが作っていようと、面白いものがちゃんと上がってくるかどうかっていう部分だと思うんですけど。なので、例えば「Wikipedia」がユーザーが作ってます、とかって、多分どうでもいいと思うんですよね。


今でも、NAVERまとめの中には、多分ものすごい量のまとめはあるんですけど、その中にある「面白いまとめ」に到達する手段がよくわからない。まあ、「まとめランキング」は見てそれなりに面白かったんですけど、それがどれくらいの頻度で変わるかよくわからないので、じゃあ毎日あのクオリティのものがどんどん入れ替わるのであればいいと思うんですけど、そういう期待感がまだ少ないかな。
NAVERまとめが…NAVER自体もそうですが、活性化していくには旬のネタを一生懸命拾うとかじゃないですかね。例えば、今トップページの「話題のまとめ」に出ているのが、クリックしてみたらすげー面白いかもしんないんですけど、面白いのかな、っていう先入観が無いんですよね。例えば、GIGAZINEの人たちっていうのはある程度以上の面白いものを載せるだろう、っていう信頼感があるからなんですけど、NAVERにはそれがまだない。失望させない、ということが大事。出されたものをクリックして、なんだ、つまんねーじゃん、っていうのがあったら、もうクリックしなくなるっていうのはあると思うので…。
まず、普通の人に見せたら6割~7割の人が面白がるだろうな、っていうものを作れるかどうかっていうところだと思うんですよ。まあ、メンズナックルのまとめはアリだと思いますけどね。こういうのを面白いでしょ、って言ったら、だいたい6割7割が面白いね、って思ってもらえると思うので。そういうものをちゃんと作るっていうのが大前提としてまずあると思うんですけど。


パッと見で、何ができて何ができないのかという把握した感、っていうのが結構重要で、自分がこの機能を使いこなせるな、ってなってから多分使い始めると思うんですよ。なんで、パッと見た瞬間に使いこなせる感がしないんですよね。このリンクをクリックしたらどうなるか、っていう想像もつかないし、やたらにリンクが多いので、何クリックしたらよいのかよくわからないし、っていうので。
ニコニコ動画の場合って、今はちょっとグダグダなんで、僕は今のニコニコ動画は嫌いなんですけど、もともと再生っていうデカいボタンがあって、「そこさえ押せば動画流れるからわかるだろ、バカでも」っていう作りなんですよ。…っていう感じではないんですよね、NAVERの場合。どこをどうクリックしたら、面白いものが出てくるのかがよくわからん、っていう。トップページに行ったときに、何をどうしたら面白くなるかがわかんない。まあ、ニコニコ動画も今全然わかんないんで、僕はいまダメ出しをしてるんですけど。
2ちゃんねるのニュース速報が、「話題のまとめ」に近いと思うんですが、ニュー速の場合は、ノイズが多いんですよね。やっぱりあれって、リアルタイムで更新された順になってしまうので、例えば、今すごく世間で話題でも、多分2~3時間したら他の話題が上がってきちゃって、一番上に一番面白いものがあるわけではないんですよ。なので、上の20個ぐらい目を通して、あぁ、これ面白そう、っていう、ある程度取捨選択っていうのをユーザー側がしないといけないんですけど、まとめの場合はそっちの構造ではなくて、これが面白いです、今日一日はこれが面白いです、っていうのをドーンと前に出すっていうほうが多分向いているんじゃないかなあ、という気はしますけどね。分単位、時間単位の面白さっていうのを追求するのであれば、掲示板みたいなところじゃないと難しいと思うんですけど、その日、面白いものがあればいいな、っていう。はてブ(注:はてなブックマーク)みる人とか、そっち側の人にとっては、多分まとめで今日はこれがオススメです、っていうのをガンガン出してく、っていうのはアリだと思いますけど。
可能性は全然あると思いますよ。今後、ドライブするかどうかは、面白いかどうかじゃないですか。難易度の高いまとめの依頼をしたときに、どういうリアクションを返してくるか、っていうところが面白いと思うんですよ。こりゃあ難しいだろ、っていうのが思いついて、それで、うわ、ホントに出てくるんだ、っていうのがあれば面白いと思うんですよ。例えば「孫正義のセクシー画像を集めてください」っていうので、ホントに集まったら面白いと思うんですよ。無理めなものだけど、うわ、あるんだ、すげー、っていうのだったら、面白いと思うんですけど。その難易度の可視化については、返答の部分に、どれくらい大変だったか、というのを五段階評価でつける、とかっていうので大分変わると思いますけどね。努力が垣間見れれば。
まあ、質問する側の人が面白くないと、面白くないものになっちゃうんですよねえ。面白くない人に対しても同じようにエネルギーを使っても、面白くないですよ。まあ、面白くないことでも地味にやっている、ってことで、この人は苦労してるな、っていう風に見せるのはいいんですけど、ただそれは、面白い人が苦労しているならいいんですけど、面白くない人が苦労しているのって世の中ありきたりなので、「ふーん」で終わっちゃうんですよ。
これみたいな政治家の発言の語録。民主党の鳩山さんが昔こんなこと言ってましたけど、今は全く逆のことを言っています、みたいな。ていうのを全て記録として残せるはずなので、現に探せばネットワーク上のどっかで転がってるはずなので、割と有名な政治家の発言を全部集めて、載せていくっていうのをやれば歴史的にも価値があるんじゃないかなぁと思いますけど。


リッチで、おしゃれである(笑)。でも、それを優先しすぎていて、使いやすいかどうか、という視点になっていないと思うんですよね。例えばその…、画面に飛んだときに、この部分はどういう機能なのかとか、クリックしたら何が起こるのか、っていうのがパッと見でわからないので、そうすると、なんだかよくわからないけど覚えて使いたい、ってほどのモチベーションが無いので、「ふーん」って言ってそのまま見なくなる、みたいな。
ニコニコ動画もそうなんですけど、サービス精神旺盛になると、UI(注:ユーザーインターフェース)とか機能ってだんだん増えていくんですよ。で、そうすると理解できないものは増えてどんどんメニューが複雑化して、わけわからん、っていう状態になるんですけど、ユーザーがちょっとずつ増えている段階でそれをやると、何パーセントかはこぼれ落ちるけど、だんだん広げられる。けど、最初の段階でいきなり多機能なものを出すと、ついていけない人っていうのが殆どで、人が残らん、っていう状況になってしまう気がするんですけど。現状のNAVERはどうかな?みたいな。
例えばNAVERのトップページに来たときに、ワイドショー的に話題のまとめが出てくる、という形ですけど、それも、まずわかりやすいUIのページを作ることだと思うんですけどね。このページを見に来たら面白いものがすぐに見つかりますよ、っていう。そうすれば、別にPRしなくても、ネットのクチコミで、ある程度広まる構造にはなっていると思うので、いくかなあと。
でも、 NAVERの良いところは、おしゃれっぽいところだとは思うんです。検索のような枯れた過渡期のサービスっていうのは、機能で勝負ができなくなるので、そうすると見た目をどのユーザー特性に向けて特化していくか、っていう構造になると思うので、Googleはシンプルに機能で勝負します。で、一方、見た目はおしゃれなほうが良いよね、とか、和む感じがいいよね、とか、そういうものを求めるターゲット向けに、デザインを特化して進めていく、っていうのはアリだと思うんですよ。検索屋さんって、割とエンジニア主導なんですけど、NAVERはデザイナー主導的なところがUIに関してはあると思うので、そこは強みとして逆に活かす方法はあるんじゃないかなあと思います。そういうUIも含めてちゃんと作りますよ、って。



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