





1982年、静岡県生まれ。
大学を中退した後、2005年にウェブ制作会社を設立。システムなどの受託開発を行いながら、自社のウェブサービスを展開。2007年9月にリリースしたイラスト・コミュニティサイト「pixiv(ピクシブ)」が大ヒット。
2008年11月に社名をピクシブに変更した。
社員犬チョビや社員のエンジニアたちと寝起きをともにしながら「ネット漬け」の日々を送る。


はてなブックマークとBuzztter(Twitter上で話題になっている言葉を切り出して提供するサービス)とmixiニュースのみです。
mixiニュースは、基本的にニュースに対して、それに反応したmixiユーザーの日記が表示されるじゃないですか。で、ニュースをみると日記がいっぱい書いてあって、それを読むのが楽しい、みたいな(笑)。普通のニュースよりもmixiニュースの方が読んでいて楽しいですね。しかもmixiニュースって、日記が書かれているニュースのほうが上に表示されるんですよ。例えば僕らにとってはTwitter関連の話題って面白いと思いますが、mixiニュースではあまり日記が書かれていないんですよね。一般的な人が反応しやすい話題って、結局芸能ネタなんですけど、ファーストフードは体に悪いってわかっていても食べたくなっちゃう、みたいな感じなんでしょうね(笑)。そういう感じでmixiニュースは好きなんです。
検索はTwitter検索やGoogleニュース検索、ブログ検索などで、pixivに関する話題が無いか検索するのが基本です。普通のWeb検索は、表示される情報が大体決まってるんであまり面白くないんですよね。
検索のやり方って、2005年頃までと2005年以降で大きく変わったと思っていて、あるテーマに関する情報は1つのサイトに集約されつつあって、色々なサイトを見て探して見つけるっていう行為って昔ほど無くなったんじゃないかなと思います。例えばレシピだったらクックパッドに行けばあるなとか、イラストだったらpixivに行けばあるなとか、動画だったらYouTubeやニコニコ動画に行けばいいみたいな。だから、結局Googleを使っていても「ニコニコ動画 ○○(調べたい動画のキーワード)」みたいな、ニコニコ動画で検索するような方法でGoogleを使っています。
あと思うのはGoogleだろうがYahoo!だろうが、マイクロソフトのBingもそうですが、全部検索結果が一緒だから何でも良いっちゃ何でも良いんですよ、本当に。手元にGoogleがあるからGoogle使ってるっていう感じですね。その手元にGoogleがある状態がGoogleのすごいところかな。
あと強いて言えば、Googleって、なんか頭良さそうな感じがするじゃないですか(笑)シリコンバレーでスタンフォード出た博士がやっていて…そういう超頭良さそうな人たちが集まっているとかサーバがすごいとか世界を変えるとか、そんなストーリーがほかの検索エンジンは無いですよね。だからGoogleで検索してダメだったらもういいか、みたいな。それがGoogleを使ってる理由かもしれないですね。


インターネットの流れでかなり思うことがあるんですが、これまでツールだったものがコミュニティ化するとか、コミュニケーションツールになっていくっていうのが、一つの流れとしてあるなと思っています。
例えば動画配信サイトで言うと、YouTubeの進化版がニコニコ動画だと思っていて、YouTubeって動画を配信するためのツールとしてのサイトだと思うんですけど、ニコニコ動画ってサイトの中でコミュニティが出来上がっているし、ニコニコ動画自身からニコニコ動画っぽいコンテンツがどんどん生まれてきているじゃないですか。
例えばFlickrとpixivを比べた場合でも、pixivはpixivの中で新しいコンテンツがどんどん生まれてきていて、単純にFlickrみたいな画像を表示しておくだけのストレージとしてのサービスとは違うなぁと思っています。ニコニコ動画やpixivって一つの進化系だと思うので、検索も単純なツールからコミュニケーションに向かっていくっていうのは、今後ありえるんじゃないかなって思います。
もともとpixivは「イラスト版のFlickr」みたいなコンセプトが最初にあったんですよ。イラストを一気に5枚とか10枚とかたくさんアップしてもらって、その人のギャラリーを作っていきましょう、みたいな。当時はコレクションとかストレージっていうイメージを持っていて、でも運営していくとタグ機能だったり、マイピク(注:pixiv内で、ユーザーが知人・友人として登録したメンバーのこと)とかSNS的な要素がかなり影響し始めて、どちらかというとストレージよりもコミュニティっぽくなっていったんですよね。
で、僕らも「これはツールじゃないな」と思って、当初は一回に5~6枚のイラストが投稿できたんですけど、1枚に絞って、それをきっかけにコミュニケートしていく形に変えていきました。そのために、例えば「注目のタグ」っていう今投稿されているイラストの中で、最も頻出しているタグなどを大きく表示したりして、サイト全体の流れを作っていこうみたいなことをし始めたのがpixivをオープンさせてから3か月とか半年後くらいです。
コミュニケーションは最高のエンターテイメントである思っていて、リアルでもネットでもコミュニケーションは楽しいことなんです。pixivは、ニコニコ動画みたいにタグをユーザーがつけるシステムがあったことや、mixiなどと違ってランキングと新着の投稿を全員に見える形にしていたんですが、友達であるかどうかとかを無視してpixivっていうコミュニティ全体で全員同じ話題を共有できたのが大きいかもしれないですね。「今日の一位見た?」みたいな(笑)昔はテレビ番組が話題の中心だったじゃないですか。それと同じ感じじゃないかなぁというのは、見てて思いましたね。
テキストメッセージとかほかでも出来るようなコミュニケーションに関して、僕はどうでもいいと思っていて、それよりも絵を公開したときに、点数だったりブックマークだったり、コメントでもいいんですけど、何かしら作品に対してのリアクションがあることが大事だと思います。さらに、イメージレスポンス機能っていう、自分が書いたキャラクターを誰かが書いてくれたことを通知してくれる機能があったりとか。もうそれがあれば十分みたいな感じがするんですけどね。ちょっとコミュニケーションしづらいほうがコミュニケーションしたい気持ちが大きくなるんじゃないかなと思います。

これはWebサービス論になっちゃうんですけど、Webサービス全体が検索にいかに引っかかるかとかSEOどうのこうのとかが強くなりすぎちゃって、面白くなくなってきてるなっていうのを感じます。ネットワークの価値とかコンテンツのバリューとかを無視して、Webサービスとして検索エンジン頼りになってしまうのは面白くない。
もともと「世界に通用するWebサービスを作りたい」っていう気持ちがかなりあって、pixivができて成長していく段階で、世界に通用するにはどうしたらいいんだろうなと考えるときがあったんですが、そのときに思ったのは、結局グローバルに行こうとするサービスって日本らしさみたいなのをどんどん消してしまって、ただのツールになってしまっているんですよね。

僕らがツールじゃなくてコミュニティだってことに気づいた時、逆にどんどん日本的にしていこうと思いました(笑)僕らは日本人なんで、日本人が日本的なカルチャーをバックグランドにして、それをモノづくりに反映させていって、サイト自体も日本的なカルチャーだらけになった方が世界に通用しやすくなるんじゃないかなぁと思います。だからグローバルを意識して、色を消すと逆にグローバルに通用しなくなると思います。
日本的なものは結構ありますよ。例えば、表示ボタンを押さないとコメントが表示されなかったり。あと、日本人って恥ずかしがりやなので、コメントを書き込まなくても何かを表現できるブックマークだったり、評価ボタンもそうなんですけど、わざわざコメントで「これ最高だよね」とか書かなくても済むようにしています。今後もノンバーバルなコミュニケーションを充実させていきたいと思っています。

おしゃれだし、すごい使いやすいなぁと思って、早速、自分の母親に薦めました(笑)Googleとか難しいですよね、やっぱり。NAVERだと、検索すると(統合検索という形で)どんどん情報が補完されていくから、画像が出てきてここを押せば画像がいっぱい出てくるとか、分かりやすいんですよね。ユーザーインターフェースはほかの検索エンジンと比べて一番良いと思います。
コンセプトはいいですよ。ただ、NAVERってユーザーインターフェースも分かりやすいし、おしゃれだから、Twitterを使っているようなギーク層をターゲットにするよりも、もっとリア充(注:現実生活に充実している人間のこと)を狙うべきだと思うんですよ。DECOOとかDECOLOGみたいなリア充向けのサービスがあるので、ああいうところでマーケティングしたほうが良いんじゃないかと思うんですけどね。
Twitterとか見ていても思うんですけど、危険だと思うのはインターネットユーザー、Twitterユーザーの意見にあわせてサービスを作っていくとディープなものになり過ぎちゃうんですよ。僕もpixivの開発では相当気をつけなきゃと思っています。
最終的にはやっぱり自分だったり、全然インターネットを使っていない人、あるいはそこまでpixivを使ってない人の意見の方を参考にすべきじゃないかと思います。インターネット上にあるブログとかTwitterの意見はディープ過ぎて、例えば何かの機能を追加したら、はてなブックマークでたくさんブックマークされたから「これはすごい機能が出来た!」みたいな風に思ってしまいがちですが、はてなでたくさんブックマークされているサービスって流行ってないですよね。インターネットの反響の大きさって、あんまり参考にしちゃいけない部分もかなりあるなと思っています。
NAVERまとめは今年生まれた最高のサービスの1つですよね。少年ジャンプの名言集とかも相当好きですよ。NAVERまとめは、システムのレスポンスも早いし、ユーザーインターフェースとかも本当に良くできてるなぁと思います。
画像集のまとめは全体的に面白いですね。例えば「奈良美智の作品集」の関連まとめで、「レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画」とか「エドガー・ドガの作品集」とか色々表示されますよね。それが相当面白いなと思ったのと、人気まとめランキング自体もグラビア写真集になってますもんね(笑)
Tumblr(注:テキストや画像などを簡単に投稿できるミニブログサービス)より全然便利じゃないですかね。これだったらリア充にもウケるんじゃないかと思ってるんですけど。あと「上野動物園で見ることができる動物」のまとめは相当面白いですよ。あれ見てから動物園行きたいと思いましたもんね。


NAVERって、「こういう人たちがいるコミュニティである」っていう感覚が、まだあんまりないですね。例えば、はてなだったらネットジャンキーみたいな人たちがいっぱいいるから、インターネット好きな人たちだったら、はてなブックマークで上位に上がっている情報はハマるっていうのがあるんですけど。pixivやニコニコ動画も、やっぱりアニメとか漫画とか好きな人たちのコミュニティだから、そのコミュニティの中で話題になっていることが上位にランキングされているっていう構造が分かりやすいんですよね。
ただ、NAVERってどういう人たちが使っているかがまだ見えなくて、上位にランクしている情報が本当に面白い、っていう信頼性が薄い感じがします。
やっぱりリア充狙っていくべきですよ(笑)例えば「デコメ(注:デコレーションメールの略。絵文字や画像などで装飾したメールのこと)の素材集」みたいなまとめが、もっとたくさん出てこないとダメだと思って。「ディズニーデコメ集」みたいな(笑)勝手にディズニーのデコメまとめて大丈夫か?みたいな(笑)
あと、中年の男性が「いい打ちっぱなしの場所 まとめ」みたいなのをNAVERで見て、これ最強だわ、みたいな(笑)「多摩川周辺の打ちっぱなしスポット集」とか(笑)
現状は、検索エンジン=ツールっていう意識がまだ相当あるから、もっとコミュニティ感っていうのを出したいところですね。やっぱりコミュニティが濃くないと探しあえないと思うんですよ。
コミュニティ感を出すとすれば、今のNAVERは機能がたくさんありすぎるから、覚えるの大変ですよね。pixivとかTwitterもそうなんですけど、最初はシンプルなところからスタートして、徐々に機能を追加してきていると思うんですけど、結局、コミュニティって、ユーザーがどう使っているかを見て、機能を追加していって、結果こうなったみたいな感じで出来上がるものだと思うんですよね。
この話を関西大学の教授に話したんですよ。そうしたらコミュニティ作りは子育てに似ていると言われました。赤ん坊とか子供を観察して、その子が何が得意かを見て、絵が得意だったらどんどん画材渡したりしてその子の興味があるところを伸ばしていくらしいんですが、それに近い、と。
アイデア!?(笑) pixivもたまにピクシブ通信で紹介しているんですけど、pixivユーザーが投稿した「描き方講座イラスト」とか、「色見本」とか結構あるんですよ。そういうのをNAVERまとめで、まとめて提供していきたいですよね。




いただいたご意見は、NAVERのサービス向上のための貴重なご意見として、NAVERスタッフが
検討・改善していきます。

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これを見て上野動物園に行きたいと思いました(笑)
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泣けるAAは本当に泣けました(笑)
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NAVERで見て面白いなって思って、その名言に震えて、作者の福本伸行さんが出している本(外部リンク)をAmazon.co.jpで注文しちゃいました(笑)
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社員犬のチョビを買ったときに、ブリーダーを検索したんですけど、ホームページがたくさんあり過ぎてよく分かんないんですよ。一個一個検索して調べて電話番号メモして…ってやってくってだけでも相当大変なんで、こういうのがあると便利ですよね。